呉服屋 若旦那日記

呉服屋・着物業界を語る。
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仕立てについて

さて困った。
うちの店で出している仕立て屋から連絡があり、しばらく出来ないとのこと。
その方の父親が危篤状態ということで病院に付きっ切りらしい。
仕立て代は結構高いのだが、秋田市内でおそらく一、二を争うであろう腕のいい方なので、高級品、もしくは仕立てが難しいお客をお願いしていた。
しかも、よりによってここの仕立て屋でないと納品出来ないこと確実!という非常に難しいお客の品物が、新品、洗い張り物合わせて結構まとまった枚数が残っているのである。
となると大幅に納期に狂いが生じ、入金が遅れ、資金繰り計画まで練り直さなければならないことになる・・うーん困った。

仕立てに対する細かい注文を反映させ、きものを知り尽くしたベテランの顧客を満足させれるということが、専門店の売りの一つだと思うが、一級和裁士クラスの仕立て屋は非常に数が少なくなり、スペアが全く効かなくなってきている。

知人を通じて新規の仕立て屋を探すべく手配はしているものの、どうなることか。
コストダウンの為、大手は中国やベトナム等に工場を作ったりいろいろと指導しているようだが、なにせきものの「き」の字も知らないような外国人に技術を教えて仕事をさせているので問題も多い。
相対して細かいことを伝えることが出来たいので、型どおりのものでないと正直出せないような気がする。
技術は一昔前に比べて格段の進歩を見せているのだが、やはりある程度以上のものは国内でないと無理である。

真のプロフェッショナルの養成というのが、これからの課題であろう。

とは言うものの海外との五倍十倍とも言われるコストの差が壁となり、なかなか後進の養成が進んでいないらしい。

仕立て屋の世界でも技術の養成と伝承は、一番の問題だと切に思う。
この記事へのコメント
きものお仕立て長く約28年こなしている職人71歳です。
私主人と二人で(さいとう呉服)の個人小さな営業主人外商私仕立て専門家業としてこなしてまいりました 主人急死して私が後を引き継ぎ着物の仕立てを専門にすることになり,外商はやめてお客様が持ってこられます仕立て物を
お受けすることになりました。
仕事は少なくなってしまい手があきますのでごお困りのお仕立て物おうけいたします ひと針づつてぬいでこなしますし、留袖から訪問着、袷、着物一式お客様のご希望に
あわせてお仕立ていたします。お電話くださいますと説明
いたします。TEI 042−662−2848 さいとう
Posted by 斉藤芙美子 at 2008年06月23日 17:28
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