呉服屋 若旦那日記

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心に響く商売とは

近頃、今まで以上にモノが売れなくなって来ている。
特にフォーマルの不振が大きい。

以前も何かで書いたと思うが、「きものブーム」の波を専門店が全くつかみきれていないような気がする。

理由は何なのか?

一言で言うと「心」である。

無論、うちの店も自分自身もいいかげんなことをやってきたつもりは毛頭ない。
誠心誠意、昔ながらの商売を守って来たつもりである。

が、しかし、もしかすると一番重要なことが欠けていたのかも知れない。
「きものの楽しさ」を伝えることが決定的に不足していたのではないだろうか。

「きものを着ると、こんなにワクワクする!」「着て歩くと楽しい!」・・こういったことをアピールすることが欠けていたと思う。

職人的営業マンとして優秀な方は、この業界にはたくさん居る。
商品知識も豊富で、気配りも出来、顧客の信頼の厚い営業マン。
ベテランの多いこの業界には、そんな方が実はたくさん居るのである。

ところが、そんな優秀な営業マンも顧客以外には案外と響かないことが多い。

これからきものを着たいと思っている人達には、自分の目線で教えてくれる人、気軽に相談に乗ってくれる人、あるいは一緒になって楽しんでくれる人の方が重要なわけである。

商品知識はもちろん重要だし、あるに越したことはないのだが、何よりも「お客の目線に立って、きものの魅力を伝えることが出来る」ということがこれからの商売には重要視されると思う。

いろいろと考えることがあって、「さて自分はどうだろう?」と見つめ直してみた。

私自身、職人的な優秀な営業マンとは程遠い人間である。
ベテランの方と比べるとテクニックも不足しているし、話術もそんなにうまくはない。
商品知識にしてもまだまだだと痛感する局面も数多い。

となると、私自身何を目指すべきなのか?

「きものの楽しさを伝えることが出来る」伝道士に徹すること。

おそらく、これが唯一の道であり、これからこの世界を目指す人達にとっても同じであろう。
タグ:きもの 着物
| 秋田 ☁ | Comment(4) | 呉服屋日記
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

本当に おっしゃる通りだと思います。

きものの販売員って ソフトな面より
知識とかのハードな部分を セールストークに
される方 多いと 思います。

本来 きもの屋の商いって お求め
頂いてからが 本当の商いだと
思ってます。
着て頂かなければ 意味がないとも
思っている自分は まだまだなのかも
しれませんが シーン シーンにあった
御着物の提案 そして 着る楽しみを
伝え 輪を 広げていけたら いいっすよね。
お互い。

Posted by rikiy at 2008年10月27日 11:12
ご無沙汰しております。

本当に おっしゃる通りだと思います。

きものの販売員って ソフトな面より
知識とかのハードな部分を セールストークに
される方 多いと 思います。

本来 きもの屋の商いって お求め
頂いてからが 本当の商いだと
思ってます。
着て頂かなければ 意味がないとも
思っている自分は まだまだなのかも
しれませんが シーン シーンにあった
御着物の提案 そして 着る楽しみを
伝え 輪を 広げていけたら いいっすよね。
お互い。

Posted by りき at 2008年10月27日 11:14
お久しぶりです、仕立屋では「作って、着れて、着せれる」職人を目指してます。いろんな方々からお話を伺いましたが、やはりかえってくる言葉は、皆さん同じでした。
Posted by メトキ at 2008年10月28日 18:56
眼鏡屋は目が悪くなくても眼鏡をして接客します。

着物屋で着物を着て接客しているところがどれだけあるのでしょうか?

Posted by あ at 2008年10月29日 14:46
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